Amazonの評価には、商品の評価である商品レビューと出品者の評価である店舗評価がある。ここでいう評価とは店舗評価のことです。中古本せどりにおいて、商品レビューはあまり関係ありません。なぜなら、中古セット本せどりは基本的にすでにあるカタログへの相乗り出品であり、商品レビューはあなたの出品している商品が売れるか売れないかに関係しないからです。なお、新規でカタログを作成し、輸入商品を売る場合などは商品レビュー非常に重要になります。
目次
新規出品者
Amazonでの出品を開始し、最初の評価を得るまでは、出品者名の下に「新規出品者」と表示されます。この「新規出品者」からは可能な限り早く卒業する必要があります。新規出品者と1件でも評価がある出品者、どちらから買うか?と聞かれれば、当然評価がある出品者からです。新規出品者を早く卒業する方法として、友人などに頼む方法があります。それも一つの方法です。しかし、「こんなことで頼るのもなー」と思われる方も多いかと思います。また、副業のため、秘密にしておきたいという部分もあろうかと思います。
心配しないでください、新規出品者だからと言って売れないわけではありません。一般的に新規出品者の間は売れにくいと言われていますが、それなりに売れます。そのため、気長に待つというのも一つの手です。私の場合も、全く売れないようなら、友人に依頼することも考えてはいましたが、結局、気長に待つ方法を取りました。いつまで続くのだろうか?と不安になるときがありましたが、商品を30個ほど販売した段階でその時は来ました。ホッとしました。
そこから大きく売れ方が変わったかと言われると何とも言えませんが、できるだけはやく、「新規出品者」を卒業するに越したことはありません。
初期の評価は非常に大切
新規出品者を卒業しても気は抜けません。ここで3つ星以下をもらってしまっては、私はたまたま最初の評価で5つ星をもらいましたが、これが、3つ星以下であった場合には、目も当てられません。評価の見た目は地に落ちます。新規出品者よりもつらい状況になります。当然コツコツ積み上げていけば、挽回できなくはないですが、かなり厳しい戦いを強いられます。気を抜いてはいけません。少なくとも最初の10件はノーミスで行く必要があります。
10件以内に3つ星以下を1つでももらってしまうとその他が5つ星でも90%を切ってしまいます。実際に、90%を切っているような方からは買いたくないですよね。単純に不安ですよね。普通に取り組んでいれば、90%を切ることはないとは思いますが、とにかく細心の注意で取り組みましょう。たとえば、セット本であれば、細かな破れがあっても「可」や「良い」で出せますが、10件以内はそのような商品の出品を避けるなどの対応はするべきかと思います。実際に私もある程度までは「可」であっても、破れがあるものは出品していませんでした。
評価が10を超えても、やっぱり細心の注意を
10を超えれば、少し気は楽になりますが、やっぱり注意が必要です。引き続き最新の注意で臨みましょう。注意をするとは言っても、何に注意したらよいのか?という話ですが、とにかくすべてに注意しましょう。セット本であれば、カバーの破れ、本の水濡れ、書き込みへの注意が最も重要です。私はAmazonのコンディションガイドラインよりも厳しい独自のガイドラインを設けています。Amazonのガイドラインをご覧になったことがある方ならわかると思いますが、「可」であれば、何でも出品できてしまいます。ただし、Amazonのガイドライン上問題なかったとしても、お客様の感覚と一致していなければそれは意味がありません。
よく、商品説明欄に「Amazonのガイドラインに従っています」と書いている方がいらっしゃいますが、あれはやめるべきです。なぜなら、一つには、お客様はAmazonのガイドラインは知らないからです。知らないものをもって説明されても理解できません。私がお客様なら、その出品者からは買いません。そして、この「Amazonのガイドラインに従っています」が最もダメな理由は、言い訳がましいからです。お客様からクレームがあったときに、Amazonのガイドラインに従っていると言い訳したいのだと思いますが、お客様が満足しなければ、ガイドラインに従っていようがそれは出品者が悪いです。
Amazonはお客様を最重要と考える会社です。ガイドラインよりももっと上位の考え方にこの考え方があると思うべきです。そして、出品者である我々もAmazonの考えをしっかりと理解し、出品をするべきです。
私独自のガイドライン
カバーに破れがある場合は出品しません。セット本であれば、本を差し替えたうえで、出品します。貴重なプレミアム本などで、本の差し替えが難しい場合は、カバーの破れがあったとしても出品しますが、その場合には、写真を極力掲載します。また、本の日焼けについては、強い日焼けがある場合には、「可」で出品しています。この「強い日焼け」の感覚も人それぞれかもしれませんが、かなり厳しめのジャッジをしています。そして、最も注意をしているのが「非常に良い」です。これこそ、購入者と出品者の感覚の乖離が発生しやすいものであると言えます。「非常に良い」は「ほぼ新品」と同義でとらえてしまう購入者が一定数いるものと推測しています。そのため、高い期待を持ってしまう可能性があります。もし、期待と実物の間に大きな乖離があると悪い評価につながってしまいます。それゆえ、「非常に良い」はかなり厳しいジャッジを行っています。
想像を超える
メルカリのようにAmazonでは、必ず評価入力しなければならないものではありません。そのため、購入者に「評価入力をしたい」と思わせる必要がある。人が自ら行動を起こすのは、想像を超えた時であると認識しています。それはいい意味でも悪い意味でもいえることです。良い評価をもらうためには、良い意味で購入者の想像を超える必要があります。
良い評価の内容から考え
購入者の想像を超えるために出品者ができることは、2つしかないと考えています。1つは発送スピードで、もう一つは、商品の状態です。実際の良い評価の半分は、「本の状態が期待を超えていたことに関する感謝」です。もう半分は、「期待以上に早く商品が到着したことによる感謝」です。そのため、良い評価を得るには、想像を超える良好な状態で商品を提供することとか、商品を早く発送することです。すなわち、Amazonのコンディションガイドラインに全面的に従うのではなく、独自ガイドラインを設けて、一つ下の評価にするぐらいの対応をすること。もうひとつは、FBAを利用し、発送遅延が絶対に生じない状態を作ることです。逆に言えば、これだけで、「良い」評価は集まってきます。Amazon販売においてFBA利用は基本的にマストと言われている理由はこのあたりにもあります。
評価依頼メールは必要か
購入者が評価を入力するときというのはどんな時でしょうか?ものすごくうれしかったときか、ものすごくむかついた時であると思います。先述の通り、商品が想像以上に早く届いたときや、想像以上に商品の状態が良かったときに、良い評価をすることになると思います。逆もまたしかりです。
特に何もなければ評価入力は面倒なのでしないと思われます。それゆえ、一般的には、評価依頼メール推奨派は依頼しなければ評価してもらえないのだから積極的に行うべきと言われています。しかしながら、私は評価依頼メールは不要であると考えています。なぜなら、Amazonからも評価依頼メールが行くからです。それがあるにも関わらず、評価依頼メールを送ってしまうと、購入者は2重に評価依頼を受け取ることになります。うざいですよね。つまり、ものすごくうれしかったときか、ものすごくむかついたときにしか評価されないものが、これによって、2重の評価依頼メールにむかついた人まで評価してしまうことになります。むかつているのだから、当然悪い評価になる可能性が高いです。また、2重の評価依頼メールにむかついていなかったとしても、普通の感情なのに、評価してしまおうという人が現れてしまいます。そのひとの評価は当然普通です。ご存知の通り、普通は私たち出品者にとっては悪い評価であり、最悪ですよね。
評価依頼をしない場合の評価率
先述の通り、私は評価依頼を行っていません。現在のところ、2.3%の確率で評価をいただいています。直近30日の評価数が以上に多かったことから、2.0%くらいとみておくのがいいかもしれません。あまり多いとは言えませんが、上記の理由で評価依頼を行わないと決めました。
もし悪い評価をもらってしまったら
「商品の内容に関すること」「FBAの発送など」に関することなどであれば、削除することが可能です。そして、かなりすんなり削除してくれます。削除してくれるというよりも、自動的に削除されます。それも、ボタンを押したと同時に削除されます。そもそも、内容のチェックなどしていないのではないか?と思えるほどです。現時点では、あまり対応した数が多くないので、今後も新たな案件が出てくれば、ご報告させていただきます。悪い評価をもらってしまったら、とりあえず、削除ボタンを押してみてください。