バーコードリーダーを活用したせどりの代表格である活字文庫本ですが、実は、セット本せどりも可能です。むしろ、活字文庫本のセット本せどりはライバルが少なく、かなりおいしいジャンルであると言えます。文庫本半額セールなどと絡めて行えば、しっかりと利益を出すことができます。もちろんセール時でなくとも利益が出るセットもあるので是非、こちらの記事をお読みいただき、活字文庫のセット本せどりについて理解を深めてください。
過去に私が販売した利益商品も公開していますので、是非最後までお読み下さい
目次
活字文庫本のセット本せどりのメリット
とにかくライバルが少ないことが最大のメリットです。ブックオフでせどりをしているライバルを時々見かけますが、第一は活字単行本、第二が活字文庫本をひたすらバーコードリーダーで検索している方々です。次いで、漫画のセット本せどりです。
しかしながら、活字文庫本のセット本せどりをしている方を今までのところ私のテリトリーでは見かけたことがありません。活字文庫セット本せどりの場合、バーコードリーダーのような明らかな不審な挙動がないため、私が認識できていないだけかもしれませんが、おそらくそう多くはないかと思います。実際に利益が取れるタイトルを覚えて店舗を回り始めましたが、かなりの確率で利益本に遭遇します。つまり、ライバルが少なく荒らされていないということが言えます。
活字文庫本のセット本せどりの取組方法
漫画のセット本せどりと取組方法は同じです。セット単位での全頭検索をしてみることで、利益が出る活字文庫本セットを認識することができます。文庫漫画と比べるとタイトル数が多いので、不安かもしれませんが、利益が取れる活字文庫本のセット本はかなり限られます。利益本を覚えるまでに、大した労力はかかりません。
文庫本の棚を眺めて、複数巻発売されているタイトルをリサーチしてきます。王道では、司馬遼太郎の「龍馬がゆく」や北方謙三の「水滸伝/楊令伝」などがセット本での販売が可能です。このような歴史系のタイトルは複数巻セットで発売されていることが多いため、活字文庫本のセット本せどりではねらい目のタイトルとなります。なお、新書やノウハウ系の本はセットになっていることが少ないので、対象外と考えています。
また、バーコードリーダーせどりの方と仕入れタイトルが被らないこともポイントです。バーコードリーダーせどりをされている方が仕入れる本はほとんどの場合、本のタイトル、著者名ともに聞いたことがない本です。有名タイトルは中古市場の総供給量が多いため、すぐに値崩れしてしまうため仕入れ対象となりません。一方で、活字文庫本のセット本せどりの場合、上記の「龍馬がゆく」「水滸伝」のような有名タイトルでも仕入れ対象となる場合が多いです。
モノレートはランキングではなく販売数をチェック
セット本で漫画のセット本で20万位になるとかなり販売数が減る印象がありますが、文庫セットの場合は、20万位でももんだいなく売れている商品が多いのが特徴です。したがって、ランキングはあまり気にせず、むしろモノレートの販売個数とライバル状況をチェックしてから仕入れを行うことをおすすめします。
活字文庫本セット本せどりのおすすめの始め方
セールの日から始めて見ることをおすすめします。文庫本は半額セールや30%OFFセールが頻繁に開催されています。この日を狙い、上記のセット単位での全頭検索を行いましょう。まずは、沢山仕入れてみることで、どのような商品が利益が出るのかを理解することができます。セール時に大幅に利益が取れる商品であれば、通常営業でも仕入れ対象になりますし、それなりの利益しか取れないのであれば、セール時に限定した仕入れをすることでよいでしょう。
利益商品公開①
「永遠の仔」です。過去ドラマ化もされている人気タイトルですが、「良い」で5冊が1500円~2000円で販売されています。時々テレビで紹介されることがあるので、そのときにプチトレンドが発生して、一気に回転が良くなることも魅力です。常時数セットは納品するようにしています。
利益商品公開②
「ダビンチコード」「天使と悪魔」でおなじみのダン・ブラウンの「インフェルノ」です。いい感じで売れていきます。こちらも金曜ロードショーなどでのプチトレンドに期待できます。「良い」で3冊1500円程度で販売されています。
利益商品公開③
浅田次郎の「プリズンホテル」。「春夏秋冬」の4冊セットで1500円程度で販売されています。このセットのように、巻数が数字で示されていないものはねらい目です。
利益商品公開④
浅田次郎の「蒼穹の昴」。4冊セットで1300円程度ですので、セール時の仕入れをおおすすめします。
利益商品公開⑤
外国人作家の「Itと呼ばれた子」。5冊セットで1500円程度です。
利益商品公開⑥
冒頭にも記載しましたが、司馬遼太郎、北方謙三作品はチェックしてみましょう。「龍馬がゆく」「水滸伝」以外にも利益が取れる商品はあります。
利益商品公開⑦
桐野夏生の「グロテスク」。2冊で1000円で販売できます。
活字文庫本のセット本せどりの注意点
セットとなる巻数の確認は、コミックと異なり、ブックオフの単品管理ラベルでの判別ができないため、Amazonのカタログを見て確認する必要があります。また、「上中下」なのか「上下」なのかは慎重に確認するようにしましょう。