【決算セールせどり】決算月に安売りをする理由

3月、9月が決算月の会社は多いですよね。最も多いのが3月で、次いで9月です。そのため、2月の終わりから3月末、8月終わりごろから9月末に向けて決算セールを行っている小売店は非常に多いです。代表的なのは、家電量販店などでしょうか。この時期にセール価格で仕入れを行い、利益を稼ぐというのが決算セールを活用したせどりのセオリーですよね。

そもそもなぜ3月に決算をする会社が多いのでしょうか?

以下のような理由が考えられますが、結局、多くの企業が3月決算にしているので、もし起業するなら、私も3月決算にしてしまうと思われます。そのような理由で3月決算とした中小企業も多いのではないでしょうか?やはり、決算月として思い浮かべるのは3月ですよね。

3月は国や地方公共団体が予算を消化するための時期です。この時期に道路工事おおいよなーというあれです。年度末には、消化しきれない予算を消化するためにさまざまな公共事業が民間企業に発注されます。そういった公共事業の受注のため会計年度に合わせたケースがよく見受けられます。大企業の経済が動けば、中小企業の経済も動きます。そのため、大企業だけでなく中小企業も3月を決算月としているというわけです。

日本の学校では4月に入学し3月に卒業となります。その結果、企業が人材を新社会として採用・育成しようとする場合に、入社時期を4月にせざるを得ないため、それに合わせている可能性があります。また、人事制度の設計も4月~翌3月の期間が中心になります。多くの企業にとって人件費が占める割合が大きいことから、3月決算を選択していると考えられます。

税法といった法律の改正は4月1日から適用されることが多いです。そのため、決算日が3月末以外であれば会計年度の途中に仕訳の方法などを変更する必要があります。

ではなぜ、決算セールをするのでしょうか?

沢山売り上げを上げて、決算内容を少しでも良くしたいからというのが理由だと私はなんとなく思っていました。もちろんそれも大きな理由です。しかしながら、家電量販店など在庫を持つ小売業が決算セールに力を入れる理由はもう一つあります。それは、在庫は売らないと損金処理できないという理由があるからです。

在庫は、売り上げになって初めてその仕入れ費用を損金処理することができます。なぜ損金処理したいかというと節税ですね。脱税はだめですが、節税はしてもよいことになっています。少しでも、経費に算入することができるものが増えれば、利益を圧縮し、不要な法人税を払う必要がなくなります。

そのため、家電量販店などでは、バックヤードに眠っていたであろう商品まで引っ張り出して、大幅な値引きを加えてでも売ってしまおうとするわです。たとえそこで利益が出ない水準まで値下げをしたとしても、販売することで、その仕入れ費用は損金処理をすることができます。

私たちも小売業ですよね?

せどりは小売業です。小売業であれば、決算セールを行う必要があるわけです。在庫がほとんどないというのであれば結構ですが、在庫がそれなりにあるのであれば、ある程度値引きしても、仕入れ額を損金にできる方がメリットがある場合が多いかと思います。そのため、せどりをされている方は、仕入れという観点だけでなく、自身の販売という観点でも決算セールを考える必用があります。ちなみに、法人は決算月を選べますが、個人事業は選ぶことができません。12月が決算月となります。



 



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