今回はブックオフと並んで私の主な仕入れ店舗である古本市場についてお話をしていきます。今回は古本市場での漫画仕入れのポイントを解説していきます。
古本市場とは?
古本市場は、株式会社テイツーが運営する中古書店です。全国に100店舗以上展開していて、「古本市場」「トレカパーク」「ブック・スクウェア」「3Bee」「
メインの商品はコミックを中心とした中古書ですが、店舗によってはゲーム、トレカ、フィギュアなども取り扱っています。ブックオフと比較すると書籍でいえば、コミックの割合が大きく、店舗全体としてみれば、ゲーム、トレカ、フィギュアの割合が大きいです。一部のブックオフで扱っているような家電などは基本的に扱っていません。
古本市場漫画セット本せどり攻略
漫画の価格はブックオフでいう100円棚は80円棚となっています。さらに、80円棚については、10冊以上で30%OFFというセールをほぼ毎日開催しています。30%OFFセールを活用すれば、60.48/冊となるため、ブックオフの激熱セールである260円以下のコミック半額セールに匹敵するセールがほぼ毎日開催されていることになります。なお、後程ご案内する「ふるいちの日」には開催していないため注意が必要です。また、80円の活字単行本や80円の活字文庫本も販売されていますが、これらは含めることができませんので注意が必要です。
古本市場の漫画はここを見るべし!
古本市場の通路にはプラスチックケースに入れられた本が置かれています。これはブックオフでいう赤カートのような存在です。買い取ったものの、本棚に入り切らなかった商品が無造作に置かれており、本棚が空くのを待っている状態です。本棚に空きが出れば、ここから補充を行っていくイメージです。
ブックオフの赤カートと異なり、すでに一応販売されている状態になっているため、プラスチックケースから本を購入しても文句は言われません。ブックオフでも赤カートに入っている商品を買うことはできますが、注意をされてしまう店舗もあるようです。一方で、古本市場のプラスチックケースは物色し放題です。また、いわゆるところてんをしたものの、棚に入りきらない商品もここに入れられます。そのため、ところてんしたばかりの新鮮なところてんがこの中には詰まっています。
つまり、最初にチェックすべきは通路に置いてあるプラスチック棚です。ライバルに手を付けられていない商品を仕入れることができます。また、せどりを行っていない一般のお客さまは通路に置いてある商品まではなかなかみません。未開拓のまま残っています。
次に通常の棚もチェック
通常の棚についても、しっかり見ていきましょう。推測ですが、ブックオフよりも本の状態に関する買取基準が低いため、状態が悪いものもありますが、逆に古いレアな漫画が全巻揃っていることなどもあります。また、30%OFFセールを利用することで、ブックオフの100円棚では仕入れることができない商品でも仕入れることができることも多いです。
ふるいちの日とは?
古本市場最大の月1イベントです。しかし、最近、内容が弱くなってきている感じがします。セール情報は過去のものもホームページ上で見れるようになっているのですが、DVDなどのセール内容はかなり劣化していると言えます。また、過去には古本20%OFFというものも開催しており、全体的にふるいちの日の価値は下がってきている気がします。
メインのセールは古本10%OFFです。漫画についてはプロパー棚やセット本を狙っていきます。古本市場のセット本せどりについては下記をご覧ください。プロパーも全体的にブックオフよりも安い印象ですので、抜け巻でなかなか揃えられず仕掛中のものなどはふるいちの日に合わせて仕入れてしまうこともあります。
古本市場のデメリット
本の状態がブックオフにかなり劣ります。おそらく買取価格はブックオフに負けない水準で買取るが、販売時の価格がブックオフよりも安いため、より多くの商材を仕入れる薄利多売のビジネスモデルなのだと思います。それゆえ、ある程度状態が悪くても買取をして、販売をしているものと思います。
また、地味に嫌なのが、取りにくい値札シールです。ブックオフは小さいシールでも貼ったばかりのものであれば、あとが残らず剥がすことができます。単品管理のシールであればストレスなく取り除くことができます。一方で、古本市場の値札シールは非常に取りにくいです。貼りたてのものでも、少なからず跡が残るので、掃除に少し手間がかかります。綺麗にはがせるシールに移行することを切に願います。