自分のこと
私が勤める企業は35歳で額面年収が1000万円を突破します。そこから上昇曲線を描き、40代で1500万円といったところでしょうか。何事もなく、楽しく会社生活を過ごせば、安定した悪くない未来が描けます。仕事は好きですし、仲間も好きです。30代になれば、動機だけでなく、先輩後輩、他部署にもそれなりに社内人脈もできてきて、仕事の立ち回り方もわかってくる。
燃え尽きたのかもしれません
ある時、大きな仕事を成功させました。今までの自分のが得てきた知識、能力、人脈を最大限に使い、自身のの気力、体力すべてを注ぎ、その案件を成功させました。おそらく当時の残業時間は優に150時間を超えていたと思います。朝6時に出社し、夜は10時に会社を出て、2時間ほど近くの喫茶店で資料の構想を練り直して12時に帰宅する毎日。時には、10時を過ぎても仕事をして、終電をなくして、会社近くのホテルに泊まることもありました。
だんだん荒れていく私に妻から「やりすぎでは?」と言われることも多々ありました。家に帰ってビールを飲みながら、妻との会話も「どうやったらこの案件が成功するか」という話のみでした。
何度も資料を作り直し、膨大な量の資料を作成しました。プレゼンの自分の声を録音し、何度も聞きなおし、何度も修正しました。プレゼンをすることで気が付いた資料の問題点を修正し、修正することで気が付いたプレゼンの問題点を軌道修正しました。プレゼンが終わり、結果を聞き、成功を知ったとき、本当にうれしかった。本気でやれば、何でもできることをしりました。そして、やりきったことに達成感を感じると同時に、脱力感に包まれました。すでに体に異変があったり、少しやりすぎなことは理解していました。そして、私は壊れていったような気がします。
なんだか、急に頭が回らなくなり、ふとしたことから、このままでいいのか?と思い始めるようになりました。
会社の飲み会の話題
「誰が出世した」だとか、「給与はいくらなのか?」「高い評価をもらっているか?」「俺はこれだけすごい仕事をしてきた」「任されているプロジェクトがいかに大きいか」「ちょっとしたリッチ自慢」。定年までの時間をこの中で過ごすことに自分は納得しているのか?
ただ、満たされない。とにかく満たされない。この会社で労働者として人生を終えた時、私は悔いのない人生だったということができるだろうか?子供たちに胸を張れるだろうか。
大学生との懇談会
上記のプロジェクトが成功した後のある時、会社説明会で大学生と懇談をする機会があった。「将来どのようなキャリアを考えていますか?」よくあるこの質問にこれまでの私は、適当に答えていた。「そもそも私のそれを聞いて君にどんなメリットがあるのかい?」と思いつつ、会社が求めているであろう答えとして、「あと数年は今の部署で働いて、将来的には、〇〇部門へ行きたい」といった感じで答えていました。しかし、その時の私はとても素直にこう答えた。「社長になりたいと思っている」。「今の会社のですか?」と学生。「いや。自分で会社を興したい」。こいつは何を言っているんだ?という感じだったと思う。なぜなら、独立志向の学生が受ける会社でもなければ、実際に働いている人の中にも独立を考えている人はほとんどいないからである。
素直な私の気持ちだった。この日から、自分の将来について真剣に考えるようになった。どうせ後悔するのであれば、チャレンジして後悔したい。ただ、家族も大事だ。確信が持てるまでは、副業として行い、いつか確信が持てた時、会社を辞めようと。
これが私が副業を始めたきっかけです。一緒に毎月5万円の収入増をめざしましょう。せどりにおいて利益を増やす方法は売上高を増やすことのみです。5万円を実現したら、10万円をめざすのは簡単です。「いつか独立を」と考えている方も、「今より少しいい未来を実現したい」と考えている方も共に頑張りましょう。