経営者感覚
サラリーマンにせどりによる副業をすすめる理由でもお話した通り、副業により得られる経営者感覚はいくらお金を出しても買えるものではない極めて素晴らしい経験であると言えます。是非、多くの方にこの経験をしていただきたいと思います。特にできるだけ若い時期にこの経験をしているか否かでその後の成長は大きく変わるものになるのではないかと考えています。会社に長く勤めれば、どんなにセンスのない従業員でもそれなりにやるべきことは理解できまし、知識もついてきます。しかし、この経営者感覚はどんなに頑張っても、どんなに長く勤めても簡単には手に入れることはできません。
Amazonで大口出品を始めてみる
是非、副業を考える皆様には経営者感覚を身に付けるためにも、Amazonでの出品にチャレンジしていただきたいです。しかしながら、いきなり在庫を抱えて、Amazonの大口出品者に登録するというのはハードルが高いですよね。ちなみに、在庫を持つことを極端に怖がる必要はないです。なぜなら、せどりをする際には売れることがほぼ確定している商品しか仕入れないからです。売れる商品は「モノレート」というサイトを見れば簡単に確認することができます。何となく「在庫」というと売れるのか売れないのかわからないものと思いがちですが、100%とは言い切れないですが、99%売れることが確約された商品を仕入れることができますので、極端に「在庫」を恐れる必要はありません。リスクはゼロではないですが、どんなに小さなリスクであっても、凶悪なモンスターかのように恐れるのはお金の教育を受けていない日本で育った方の悪い癖だと思います。
ならば「無在庫転売」?
なお、この在庫を恐れる方に天使のような悪魔が「無在庫転売」という手法をとても素晴らしいことのようにささやいてきます。「在庫」を恐れすぎるあまり「無在庫転売」はとてもいいもののように感じてしまいますが、そもそも、メルカリでもAmazonでも在庫を持たない商品を販売することは禁止されています。すなわち、規約違反であり、本当のリスクはここに潜んでいます。最悪アカウント停止などになってしまい、今後、Amazonのプラットフォームを使えなくなってしまいます。それこそ最悪のリスクです。凶悪なモンスターであるリスクをを恐れすぎるあまり、本当のリスクが見えなくなってしまうのです。「無在庫」は絶対に行わないようにしてください。
メルカリからはじめてみる
メルカリに不用品を出品することでも小さいながらもこの経営者感覚を得られるものと思います。私が初めて売った商品はバンボです。お子様がいらっしゃるかたならご存じかと思いますが、赤ちゃん用の椅子です。食べこぼしや汚れがついても、すぐに拭き取れる素材で出ているため、赤ちゃんを育てるご家庭には必ず1つはあるとも言えるくらいの商品です。ブックオフやリサイクルショップでの買取価格はとても安いことは頭にあったので、そのようなところに持っていけば、100円200円の世界だろうと認識していました。中古品の売却相場はそんなものであり、メルカリでも、せいぜい500円や1000円程度と考えていました。
それが、即日3000円で売れたのです。これが売れたことで、ネット販売のすごさを知りました。これがきっかけとなり、私は転売の世界にのめり込んでいきました。まずは、家にある不用品を売ることからスタートしましたが、仕入れて販売したら、利益が出せるのではと思い、インターネットの記事を読み漁り、ブックオフでのせどりに取組始めました。
小さな商売で学べる事
「販売価格は2000円なので、500円で仕入れれば、〇〇円の利益が出る」この感覚は今の会社では何年働いても学ぶことはできなかった感覚だったと思っています。多くの企業で同じかと思いますが、一番の評価軸は「いくら売り上げたのか?」かと思います。次に「仕入れ価格を引いていくら残るのか」レベルが営業マンが気にする数字かと思います。
しかし、自分で仕入れて、自分で売ることを考えるとそこには、ガソリン代があり、労働時間はどのくらいだったか?など様々な考えなければならない要素があるこに気が付きます。営業車のガソリン代をできるだけ安く抑えたいと考えている営業マンがいるでしょうか?会社から支給されているクレジットカードを使って、近いガソリンスタンドで値段を気にせず給油しているのが一般的だと思います。私は一度も気にしたことがありません。
一人で済むお客様への訪問も、上司を連れていくこともありました。本当に必要なのか?合計2500円の年収の人間が2人で行くような仕事なのか?と真剣に考えたことはなかったと思います。「ほんと無駄だよなー」と思うことはあっても、結局は会社のお金であり、その無駄使いにより、私の給与が削られることはありません。それであれば、上司が喜ぶであろう選択をし、自分の評価を上げた方が何倍もメリットがあります。
本質的に、お金のことを考えたことを考えたことはなかったと言えます。